和香子の暮らし

小さく住まう、楽しく生きる

マンションにトイレが1つしかない謎

マンションの間取りを見ていると「トイレがたったひとつしかないこと」に気づかされます。

つい先日も、ある新築マンションの間取りで、130平米近くもあるのにトイレがひとつしかありませんでした。

この広さとなると戸建レベルで、もちろん戸建てだと1階と2階にトイレがそれぞれあります。それが標準なのに、なぜマンションだけひとつだけなのでしょうか。

ほかに、200平米の部屋。ここでようやく2つのトイレが登場します。ただ、よーく見るとちょっとした二世帯住宅のような間取り。さすがに200平米でトイレ1つってあり得ないですよね。

ウォシュレットの機能は進化しているのに、「トイレの数」となるとなんとも残念なマンションのトイレ。なぜマンションだけそんな不便なことになってしまっているのでしょうか。

トイレよりも部屋数が優先

結論からいうと、トイレよりも部屋数を増やしたほうが売りやすいからだと思います。最近よく見かけるのが、納戸のような小部屋。机またはシングルベッドを置いたらもう足の踏み場もないくらいの狭さです。

そこまでして部屋数を増やしたい?という狭さ限界のレベルなので、トイレをつくろう、なんて発想は全くないのでしょう・・

健康のために2つは必要

そもそも、家族ふたり以上で、たった1つのトイレだと朝の争奪戦は相当なもの。誰かが入っていると、誰かが我慢。結果、トイレに入れなかった人が犠牲になっているわけです。

それが毎日続くと不健康になってしまうのは明らか。

そういった意味でもトイレが多いほうがなにかと便利だし、健康にもいいのに、なぜそこまで配慮してくれないのでしょうか? 大きなトイレでなくていい。サブのような小さなトイレをもうひとつ。できれば玄関のそばに。

せめてオプションで「トイレを増やす選択」さえあれば助かるのですが、それさえもない。70平米以上のマンションには「トイレ2つ」は欲しいところ。

ここ最近、円安の影響で多くの外国人が日本のマンションを購入しているとのこと。となると、トイレがひとつしかない現状にいつか外国人からの不満が出てきそうです。

マンションに2つのトイレを標準化させる。あと、玄関をもっと広くして、おしゃれなトイレ+土間があれば使い勝手がよくなりそう。広い土間って見た目にも余裕があっていいな・・。

トイレの機能はもう現状で満足しています。なので今後は数をなんとかしてもらえたらと思います。