和香子の暮らし

小さく住まう、楽しく生きる

わたしが海外移住に興味がない理由

ご縁があれば、いつかまた海外に住むのもいいかな、と思っていた時期がありました。

ところが年齢を重ねてくるとその思いに変化が・・・今回はなぜ海外移住に興味がないのかを思いつくままに書いてみたいと思います。

日本語での生活がラク

当たり前ですが、母国語で生活するのってラクなんですよね。病気、医療、税金、投資などの用語って日本語でもむずかしいのに、それらをすべて現地の言葉でしなければいけない、なんてやっぱりしんどいと思います。(そうでない人がいたら、それは尊敬すべきこと)

あと、高齢で認知症になると、習得したはずの外国語は忘れやすくなり、母国語しか出てこないというケースがあるようです。

40歳を超えたら体力的にきつい

元気いっぱいの20代と違い、40歳を超えたあたりからはどことなく弱ってきます。

年齢を重ねるにつれ、どこか不調になってくるものですが、そんなときに医療費を気にして病院に行けないなんて悲しすぎます。

その際に「言葉が通じる」「健康保険が使える」というのは日本にいる最大のメリット。弱っているときに医療費について考えたくないものです。

あと、年々、フライト時間がきつくて・・私の場合、3、4時間がもう限界。おまけに空港へいく手間もめんどくさくなってしまいました。情けないことに、どこまでもズボラ化。笑

日本の食べものが体質に合っている

30歳から片頭痛持ちの私。頭痛専門ドクターに「食事をすべて和食にし、化学調味料なしの無添加をするように」とすすめられました。

海外でも日本食を手に入れることはもちろんできますが、それでも値段、種類、新鮮さが違います。あと、和食オンリーだとお金がかかってしまうのがつらいところ。

日本の気候が合っている

シンガポールでは10月になっても暑いまま。その微妙な気候の変化に、身体の細胞?が反応し、体調が崩れていきました。もともと夏が苦手なわたしにはムリだったんですよね。あと、一年中エアコンをつけっぱなしにしておくのもきつかったです。

住む前にシンガポールへ旅行したことがあったのですが、やはり旅と住むのは大違い。そういったことを認識させられたという意味でもシンガポールという国に住んでみてよかったと思います。

家族や友人といつでも会える

長年、親やきょうだいと離れて暮らしていたのですが、現在は日帰りですぐに会える距離に住んでいます。

これまでなんとなく落ち着かない日々を過ごしていたのですが、ようやく平穏な時間を取り戻したような気が・・とはいっても、頻繁にあっているわけではなく、たまに連絡を取る程度。それでもどこかほっとしている自分がいます。

食べ物の魅力は見逃せない

この時期を書いている時期が9月。ちょうど秋の味覚の予約をしているところです。みかん、りんご、柿と「秋の果物づくし」。

あと、お菓子、せんべい、インスタントもの。身体によくなさそうなものでもなぜかたまに食べたくなるから不思議。

私の場合は、豆腐入りのお味噌汁が大好物。お出汁とともに身体全体にしみわたり細胞が喜んでいるのがよくわかります。これも軟水だからこそ。

海外に住むなら、若ければ若いほうがいいと思います。元気さのパワーが違うのは明らかで、どんな食事でも、どんな家でも大丈夫。あと差別にあうにしても早い段階で経験し、現実を知っておいた方がいいかなと・・。

それらを体験したときに、はじめて自分の国のことを客観的に見ることができます。

いまの私がいるのは、海外体験があったからこそ。それくらいものすごく貴重な体験になっています。特にそれを20代にしておいて本当によかった。

海外移住といっても日本と海外の二拠点生活をすればもっとハードルがさがるのではないでしょうか。二拠点生活をしなくてもホテルでの長期ステイでもいいし、旅をするように短期ステイでもいいですよね。

ということで、またなにか思い出したら記事にしてみたいと思います。