婚活している人にとって、将来のパートナーが転勤するかどうかは気になるところだと思います。とはいっても、これからは転勤そのものが少数派もしくは消滅していくんじゃないかなって思うんですよね。
でも、まだ存在しているので今回は転勤についてつらつらと・・
転勤をする人に焦点をあてるのではなく、転勤に「ついていく側」について書いてみます。
パターンを二通りに分けてみました。
- 転勤についていくと苦労する人
- 転勤についていくと幸せになれる人
転勤についていくとあなたの生活環境はこんなに変わる
これまでのあなたの環境がすべて変わります。
- これまで続けてきた仕事
- これまで築いてきた友人関係
- いつものスーパーでお気に入りだった地元の食べ物
- 馴染みだったカフェ、ベーカリー、花屋、和菓子店
- いきつけの美容院、病院、歯科クリニック、かかりつけ医
など、すべてがリセットされることになります。
転勤族と結婚して苦労するのはこんな人
転勤族と結婚して苦労するかもしれない人は・・
- 40歳以上
- HSP気質
- ひとり暮らしをしたことがない
- 孤独というものを経験したことがない
- 家族と仲が良く、生活面や金銭面で親に依存している
- 地元に友人が多く、〇〇会などでしょっちゅう顔を合わせている
40歳以上は体力的にきつくなってきます。どんなに健康な人でも環境が変わると心身ともにバランスを崩しやすいためです。この場合、以前に転勤の経験があったとしても、それとは関係がありません。
もちろんいくつになっても元気な人はいますが、そういう人は「身体が丈夫」か「いい意味での鈍感さ」をもっている人。ある意味、体質的に恵まれている幸運な人。
繊細なHSP気質の人も「環境の違い」に敏感に反応してしまい、それがストレスとなってしまいます。
どんな人でも、新しい環境に馴染むのには時間がかかります。それに、気心知れたお付き合いをしてくれる人が転勤先にはいません。また、会社の人に頼るのは期待しないほうがいいです。
もちろん、転勤先では誰もあなたについては何も知りません。転勤先の地元の人たちはあなたのことを知らなくても生きていくことができます。なので、残念ながらあなたに興味をもってくれません。
簡単にいうと「深い話をできる人がまわりに誰もいない」状態なのです。空虚感と寂しい気持ちでいっぱいになるかもしれない。
大人になってから新しい友人関係を築くというのはとってもむずかしいです。たとえ親しくなったとしても、何年かは連絡を取り合ったあとに自然消滅へ。
自分の地元で楽しく過ごしていた人で、簡単に帰ることができない距離(飛行機利用しかできない)だと精神的にも金銭的にも厳しい。
仕事探しをしようにも「いつかまた転勤するんでしょう?」と聞かれてしまうのもつらいところ。たとえ、転勤先で仕事が見つかったとしても、いつかまたそこを離れなければならないので、また同じことの繰り返しに・・当然ながら、年齢があがるたびに仕事は見つかりにくくなってしまいます。
転勤族と結婚して幸せになれるのはこんな人
転勤族と結婚したほうが幸せになれるかもしれない人は・・
- 40歳未満
- 健康と体力に自信がある
- ひとり暮らしをしたことがある
- 実家住まいから早く抜け出したい
- 孤独、一人ぼっちを経験したことがある
- 身体に痛みを感じにくく鈍感なほうである
- 地元を離れて新しいことにチャレンジしたい
40歳を超えると精神的にも体力的にもきついので、できれば40歳未満が理想です。
孤独を経験したことがある人は、すでに精神面でも強くなっている上、一緒にいてくれるパートナーがいるだけでもありがたいと思うもの。なので、知らない土地でも難なくクリアして生きていく術を心得ているのでパートナーにとっても頼りになる貴重な存在になります。
ひとり暮らしをしたことがある人は、自分の暮らしに人が一人増え、家計がかなり助かります。まさにWin-Win。安全面でも不安がやわらぎ、しかも病気をしたときにはパートナーがいることでかなり心強く感じられるでしょう。強みはすでに「家計と生活」を経験していること。
また、地元の人間関係などから逃れたいと思っている人にとっても転勤は絶好のチャンスです。これを機会に飛び出すことができますよね。よくある例として、地元に転勤に来ている「都会出身の転勤者」と結婚するというパターンです。
また、転勤先が自分の住んでみたい地域だと、忘れがたい思い出になるでしょう。気に入り、そのまま住み続けたいと思ったら転職してしまう?という手もあります。
転勤先で仕事をしたい場合はどうすればいい?
転勤先でかんたんに仕事が見つからないとなると、どうすればいいのか・・
見つけやすい職業として、美容師、看護師、飲食関係、インターネットでの仕事、フリーランスなどがあります。
または、自分で節約、投資、不動産について学び実践する。ひとりは稼ぐ人、もうひとりは自宅で家計、投資を担当する、他に条件のいい会社(外資系)に転職してもらうなどして、夫婦で自営業のように働く方法もあります。
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すっかり長年にわたって日本文化のひとつのようになっている、「転勤」。
時代にあわない独特の会社制度なので、近い将来にはなくなっていくだろうと思っています。なぜなら、転勤によってパートナーや子どもたちの人生を大きく左右してしまうから。
良いことばかりだといいのですが、そうでない人もいます。どちらにせよ、今後は地元採用が大半になっていくと思います。
と、今回はちょっと長くなってしまいましたが、転勤についてつらつらと私の思いを書いてみました。